315年前に建てられた「現存する北海道最古の神社建築」です。
上ノ国八幡宮
文明5年(1473)武田信広が勝山館内に館神として創建した社で、北海道神社史上貴重な存在です。 本殿は元禄12年(1699)の建立で北海道内に現存する神社建築では最古に属する。 (上ノ国町公式サイトより)
残念ながらその本殿は見ることはできませんでしたが、拝殿も大変素晴らしい建築です。
上ノ国八幡宮拝殿は、1845(弘化2)年に江差正覚院金比羅社として建設。 1876(明治9)年に江差町から上ノ国町へ移築された。 (北海道建築新聞社WEBサイトより)
2014年5月5日追加
少し古い写真
今から12年前、2002年7月29日の写真が出てきました。
大規模な改装をする前の社殿です。
現在の様な鮮やかさは無く、年季を感じさせる外観でした。
実はこっちの方がいい、という人も多いのではないでしょうか。
近隣にも大変歴史のある建物が奇跡的に残されています。
上国寺
こちらは257年前に建てられたお寺です。
開基を嘉吉3年(1443)と伝える北海道有数の古刹。 宝暦七年(1757)か八年(1758)の建立であると考えられます。 (上ノ国町公式サイトより)
旧笹浪家住宅
こちらは150年以上前に建てられた、現存する北海道最古の民家。
19世紀の前期に五代目久右衛門が建てたといわれるもので、笹浪家の古文書には安政4年(1857)に家の土台替え、翌年には屋根の葺替えを行ったという記録があります。 (上ノ国町公式サイトより)
地名の由来
15世紀ころ、北海道(夷(えぞが)島(しま))南部の日本海側は、上ノ国(かみのくに)、太平洋側は下の国(しものくに)と称されていた。 勝山館を擁し、日本海・北方交易の拠点として栄えたこの地に上ノ国(かみのくに)の名前が残ったことに由来します。(上ノ国町公式サイトより)
当初は檜山地方全般のことを「上ノ国」と呼んでいたのが、いつしか一地域の呼称になったということの様です。
アクセス
・中央のマークが上ノ国八幡宮。夷王山の麓に位置します。
・上国寺、笹浪家住宅は隣接しているのですぐにわかると思います。
※ちなみにグーグルマップの上国寺の位置は間違いです。
・上国寺の脇から勝山館跡へ登れる散策路があります。こちらもオススメ。
・海側に無料駐車場があります。
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